君と僕の恋
two love

紫音side




あの日


及川律也から告白(?)されたあの日から、早くも一週間経っていた。



そして、文化祭までちょうどあと一週間になっていた。



「会長!ここの飾りは、これでいいですか?」


「えぇ。それでお願い。」


「会長!ペンキが大量に足りないと報告が...」

「たしか倉庫に予備があったはずです。確認してみてください。」


「会長―――」



いつにもまして、忙しい。

そのうえ...



「かーいちょ♪何してんのー?」



...及川律也


あの日から毎日生徒会室に顔を出してくる。


この人、自分のクラスの準備しなくていいの?



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