犬とお姫様
息が乱れる程ドクドクする心臓を、つばめは抑え込む。

自分から優衣の体を離して、優衣に顔だけ向けた。

走って来たので。
つばめと同じく、優衣も息を弾ませていたのだけれど、すでに呼吸を整えている。
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