STEP UP
3時間目が終わり4時間目は体育だ。
わたしは体操着に着替える前にトイレへと向かった。
個室の中のわたし。
トイレに数人の女子生徒が入って来た。
どうやらお化粧直しらしい。
「次、体育とかマジさげぽよ~w」
「本当それだしなw」
ぎゃあぎゃあと盛り上がっているようで出にくくなってしまった。
「あのさぁ、最近、桜木さん調子に乗ってない?」
桜木という名前が耳に入りピタッと動きを止めてしまった。
「あーそれ分かるぅ。」
「最近やたら、大樹と仲いいよね!!」
「本当ッ!昭和みたいな頭した根暗のくせにねw」
トイレ中に彼女たちの笑い声が響き渡る。
わたしは呆然としていた。
「てかさ、あそこの個室さっきから閉まりっぱなしなんだけど」
「桜木が入ってたりしてww」
また彼女たちの笑い声が響いた。
足音が遠ざかりわたしはゆっくりと個室から出た。
目に涙を溜めて…
わたしは体操着に着替える前にトイレへと向かった。
個室の中のわたし。
トイレに数人の女子生徒が入って来た。
どうやらお化粧直しらしい。
「次、体育とかマジさげぽよ~w」
「本当それだしなw」
ぎゃあぎゃあと盛り上がっているようで出にくくなってしまった。
「あのさぁ、最近、桜木さん調子に乗ってない?」
桜木という名前が耳に入りピタッと動きを止めてしまった。
「あーそれ分かるぅ。」
「最近やたら、大樹と仲いいよね!!」
「本当ッ!昭和みたいな頭した根暗のくせにねw」
トイレ中に彼女たちの笑い声が響き渡る。
わたしは呆然としていた。
「てかさ、あそこの個室さっきから閉まりっぱなしなんだけど」
「桜木が入ってたりしてww」
また彼女たちの笑い声が響いた。
足音が遠ざかりわたしはゆっくりと個室から出た。
目に涙を溜めて…