女子三日会わざれば刮目して見よ
それこそキスでもされるのではないかというほど顔を近づけられる小夜。

『はわわわわ…』

美貌と抜群のスタイルと強さ。

完璧超人と称されるほどに何もかも兼ね備えている龍娘だ。

同性とはいえ、ここまで顔を近づけられると流石に照れる。

『龍娘先生っ、何ですかっ…?』

狼狽する小夜に。

「…寝不足か城山?」

龍娘は言う。

「いかんな、年頃の娘が。目の下に隈ができているぞ」

『はぁあぁあぁ…』

何だ、髪型の事じゃないのか。

脱力したように小夜は溜息をついた。

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