女子三日会わざれば刮目して見よ
気を取り直し、小夜は校舎へと入っていく。

よく眠れていないせいで階段を昇る足が重い。

少ししんどそうに歩いていると。

「小夜ちゃんおはよう」

後ろから声をかけられる。

振り向くと。

「や♪」

蒼い髪のロシア人女子生徒が、今日も宝石のような瞳を細めて笑っていた。

アリスカ・テフレチェンコ。

学園でも有名な美少女留学生の一人だ。

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