レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「え?」

「本多君のこと、何も知らないで……っ、ひどい言い方するなんて……っ」

確かにショックだよ。

でも、2人を信じてる。

信じたいんだもん!


甘い考えかもしれないけど、それでも……。

本多君が悪いみたいな言い方、しないで……。


「っ、ひっく……っ」

「未良ちゃ……」

「未良!?」

とうとう本気に泣き出してしまったときに、咲良お姉ちゃんが戻ってきた。

その瞬間、川嶋さんの腕から解放される。


「川嶋!? 未良になんか、言ったの!? ……っ、とにかく、帰ろ? ねっ?」

お姉ちゃんに肩を抱かれて、私は川嶋さんの元から去った。
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