レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「未良。……好きなんだ」

本多君は起き上がって、私をまっすぐに見つめたまま、そう言った。

そしたら、頬に何かが伝った。


「!? 未良!? いきなり、どしたっ?」

あまりにも突然だったから、本多君は動揺を隠せないみたい。

私自身もいきなりで、どうしたらいいか、わかんないよ……。


「……っ、私も、本多君が……大好き、です……!」

うれしすぎて、うまく言えない。

だって、長年の片想いが実ったんだもん……っ。


「……うん。知ってる。未良が隣にいたら、いつの間にか楽しくて、……唯一、一緒にいれる時間は誰にも邪魔されたくないって思った」

本多君は私を抱きしめて、背中を優しく叩いてくれた。

好きな人に包まれて、私の心は静かに満たされた。


やっぱり本多君のこと、……大好きだよ。
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