レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
私は教室に急いで、戻る。

何かあったのかな?


「あ! 未良、いた!」

もうすぐ教室というとこで、本多君が廊下を歩いていた。


「本多君! 実保ちゃんから聞きました」

私は見つけるなり、本多君に駆け寄った。


「……急だけどさ。今日、家に泊まっていかね?」

「え?」

「家……、今日から家族いねぇからさ……。イヴもクリスマスも、未良とだけで過ごしてぇなぁって思って……」

 ……え?

それって、つまり……!


私は予想外な事態にあたふたとあわてる。


「……ダメか?」

いつも強気で強引な本多君が、私に同意を求めてきた。

不意打ちの表情に、条件反射で首を横に振って否定した。


すると、本多君の顔がみるみる明るくなった。
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