レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
本多君は呆れたのか、ため息をつく。


「やる気ねぇなら、別に俺はいいんだぜ?」

 ……ど、どうしたらいいの?


私があたふたしてるうちに、本多君は教室を後にしてしまった。


 ……だって、初めて男の子と2人っきりで。

おまけに相手は本多君で。

心臓の音がうるさくて、集中できないの……。


この気持ちを正直に言えれば、……いいのに。


それでも、1人になったこの部屋はひどく寒く感じた。


「本多君……っ」

あなたの名前を呼ぶと、私は苦しくなるの。

だって、好きだから。
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