レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「ありがとな」

それを聞いた私の頬に、涙が伝った。


「……っ、ありがとうございます……」

私たちは絶対、離れない。

離れられない……。


せっかくつかんだ、幸せなんだもん。

ムダにしたくない……。


それからも、キスだけを堪能して、クリスマスになるのを待った。


「……あ、そういえば、プレゼントがあんだ」

「え?」

「……目、つぶって」

私は本多君に促されるまま、目をつぶる。


ベッドが悲鳴を上げる。

そして、首にひんやりと冷たい感触が伝わる。
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