レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
 ……あーあ。

せっかく、本多君に会えると思ったのに……。

ツイてない……。


正月を過ぎてから、お互いに親戚の集まりだとか、家の都合が合わなかったため、冬休みがすぐに終わってしまった。

だから、今年になってからは、久しぶりに会える。

はずだったのに……。


天井を見つめた。

真っ白なはずなのに、本多君の顔が浮かんでくる。


会いたいよ、本多君……。


早く会って、キスしてほしい。

笑顔を見せてほしい……。


目に涙を溜めた後、私はゆっくり瞼を閉じた……。
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