レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
本多君の指が離れるのを確認すると、早速、話しはじめる。


「あの……、本多君……。風邪が」

「いーよ、移して。だから一緒に……、な?」

本多君の顔が傾いて、笑顔が作られる。


 ……ずるい。

私、本多君の笑顔に弱いのに。


 ――本多君は私の体の至るとこに触れて、ほてった体をさらに熱くした。


「……んっ、本多君……っ」

キスのあと、身体にしるしをつけられてく。


「ん……。俺も熱くなってきた……」

つけられたマークの上を指がなぞっていく。

そんなささいな動きさえ、私の体が反応する。


「未良、可愛い……」

耳元でそうささやかれると、いきなり睡魔が襲ったので、目を閉じた……。
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