レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
 * * *


長い長い昼休みに、私は今朝あったことを打ち明けた。


すると実保ちゃんはなぜか、微笑みだした。


「ふーん。興味深いわね……」

「きょ、興味深い……?」

何が興味深いのか、私にはちんぷんかんぷん。


「……菅原さん。ちょっといいかな?」

実保ちゃんに相談している間に、男の子に声をかけられた。


「はい?」

「今から一緒に来てもらってい?」

なんだろ……?

私、この人に何かしたのかな……。


私は実保ちゃんに謝ってから、その男の子と教室を後にした。
< 6 / 216 >

この作品をシェア

pagetop