恋の小説短編集☆


ガラッ



教室に入って、

自分の席に着くと、その辺の男子がしゃべってるのが聞こえた。


「なぁなぁ。昨日のテレビみた??」

「おー。みたみた。」

「えっと・・好きな人のまねをすると、好きになってくれるんだっけ??」

「そうそう。」




こんな話し声。




へぇ~。
ってことは、七海のまねをすると、きずいてくれるのか??



ヨシ。

だめでもともと。

やってみるか。    












~次の日~


七海はいつも遅刻してくるから、おれもわざと、遅刻。

校門の前にたってるのは、学校一こわ~いカバ先生。
こんなことで怖がっていては、両想いにはなれなーーーーい!!!



すると、七海も学校に向かって走ってる。

おれも、七海のスピードに合わせてダッシュ。


校内に入って、七海は、


「ハぁ…ハぁハぁ・・セーフ」

ってちっちゃく言う七海に

「アウト」

と冷たいカバ先生の声。
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