夜とコーヒー
ここでしてる事を、少し話すね。
…早く言えば、こんな感じ。
…お客様にコーヒーをお出しして、話をする。
他愛もない会話をしたり、愚痴を聞いたりもして。
…そこがいいのかな?
…実は、夜中だけ営業のお店。
…変わってるでしょ?
ほんの気まぐれで始めたお店。
…でもいつの間にか、ここにいる時間が僕にとって1番大切な時間になっていた。
今日は、誰だろう…?
そんなことを考えていると、
ガチャ…。
ドアノブが開く。
「いらっしゃいませ。」