ピリオドと始まりの世界
周りを見ると他にもたくさんの民が見守ってくれていた。
そうだ。こんな場所でお兄ちゃんや芽瑠さん。皆の期待を裏切り
死ぬなんて出来る者か…!なんとしても・・・勝ってやる・・・!
「勝ってやる。お前なんかに負けていられないんだ。」
タッ。立てる。いたみ何か死ぬことに比べれば・・・。
あ。あの時とは違う考え。そうだよね、行きてれば何でもできるんだ。
生きていれば・・・悲しい事もつらいことも有るんだ。何を弱気になっていたんだろう。
馬鹿だな。
自問自答の毎日。今日この日。正確な答えが出た。
嗚呼。お兄ちゃん、今。帰るからね。
―――――――――ザルダは死んだ――――。
周りからは歓声が響いた。
しばらくたてる気がしない。でも…お兄ちゃんの所に行きたい。
早く。早く。早く。
「かはっ。」
あちこち傷だらけ。ザルダは皆がかたずけていおくよ。優しい声で
言われた。幸せを身にしみる。あぁ。幸せってこういうことか。
やっと知れたよ。お兄ちゃん。私…人間らしい?