マシュマロ

[しっかり聞いて下さい。]

ん?病院の先生じゃん……

[はい。]

パパ!?ママ!?

[加奈絵サンの病気はなんだから分からない…
ですが加奈絵サンの体力では
後数ヶ月が限界です…。]

[ちょっと待って下さい!!
加奈絵はまだ子供で
今からが加奈絵の人生なのに……]

ママは泣きぐずれてる…
パパはママを支えて先生を睨む…

あたしは我慢出来ずに
その部屋に入ってしまった。

「待って…待ってよ…」

[加奈絵サン…!聞いていたんですか…]

「あたし死ぬの…?
ねぇ…先生…?」

[今あなたに話す事はない…
病室に戻りなさい。]

あたしは点滴してたから戻るしか選択の余地はなかった。

そうだ…この時からあたしは考え込んでたんだった……

「加〜奈〜絵〜?」

香チャンに呼ばれ我に返り
「へ?ん?」

「ん??じゃねーよ」

「香チャン……」

「?なんだ?」
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