【完】新撰組と2人の少女
新撰組
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「凛!!起きて!!」
優に体を揺すられてやっと目を開ける
「あれ?優?」
目が覚めた凛は驚いた
自分たちは、なぜか森の中にいたのだ
「え、ここどこ!?」
「あたしも今起きたんだけど……とりあえず歩けば森はぬけられるんじゃない?」
優は遠くを見つめながら言う
「うん…歩こうか」
しばらく歩くと、やっと建物らしきものが見えてきた……が、
凛と優が目にしたのは、まるで江戸時代のような風景でさっきまでいた京都とはだいぶ違っていた
「ねぇ、ここって映画村?」
優は不安そうにつぶやいた
凛は少し考えてから、
「そこに人がいるから聞いて見ようよ」
着物で歩いている女の人を指さしながら言った
(こういうときは、冷静に人に聞くのが一番だ)
凛は心の中で落ち着いてと何度も何度も繰り返し言い続けた