【完】新撰組と2人の少女

凛「さっ、どうぞ?」





平「あ、ありがとうございます」





藤堂はカチコチになっていた






凛「そんなに畏まらなくてもいいんですよ?」






クスッと笑いながら凛は言う





平「あ、今日は俺、早く帰るんで酒はもういいです」






藤堂はお酌しようとした凛を止める






凛「何か用事でも?」






平「いや、ただ会いたい子がいるんです

そういえば、華さんに似てるような…………」





藤堂は凛の顔をまじまじと見る






平「…………凛?」







藤堂の言葉にびっくりしすぎて凛は固まってしまった





平「そうだろ?仕草も声も似てる」







凛は観念して







凛「……よく分かったね」






ニコッと微笑む






平「俺が凛じゃないやつにドキドキするわけな……」






しまったとばかりに藤堂は口元を押さえる







凛「え?」






平「あ〜もう、帰るぞ!!」






そういうと立ち上がり凛を引っ張って部屋をでていった







< 132 / 180 >

この作品をシェア

pagetop