【完】新撰組と2人の少女
凛「さっ、どうぞ?」
平「あ、ありがとうございます」
藤堂はカチコチになっていた
凛「そんなに畏まらなくてもいいんですよ?」
クスッと笑いながら凛は言う
平「あ、今日は俺、早く帰るんで酒はもういいです」
藤堂はお酌しようとした凛を止める
凛「何か用事でも?」
平「いや、ただ会いたい子がいるんです
そういえば、華さんに似てるような…………」
藤堂は凛の顔をまじまじと見る
平「…………凛?」
藤堂の言葉にびっくりしすぎて凛は固まってしまった
平「そうだろ?仕草も声も似てる」
凛は観念して
凛「……よく分かったね」
ニコッと微笑む
平「俺が凛じゃないやつにドキドキするわけな……」
しまったとばかりに藤堂は口元を押さえる
凛「え?」
平「あ〜もう、帰るぞ!!」
そういうと立ち上がり凛を引っ張って部屋をでていった