【完】新撰組と２人の少女

優｢新撰組って、あの!?｣





優はだいぶ混乱しており目の前に沖田と藤堂がいるのを忘れて１人しゃべり続ける






凛｢あの、今は何年の何月ですか？｣




凛は遠慮がちに尋ねる





総｢最初に質問したのは僕なのに……ま、いいか｣



沖田はため息まじりに頷く



総｢今は元治元年３月２６日ですよ？｣




平｢なんでそんなこと聞くんだ？｣




藤堂は首をかしげ聞いてくる




だが、凛は難しい顔をして状況を整理していた





凛(やっぱり……この話が本当なら私たちは……)





優｢沖田総司に藤堂平助っていうと、やっぱり新撰組!?てか、元治元年っていつよ!?あたし、年号とかわかんないし!!凛、どういうこと!?｣




突然騒ぎはじめた優に沖田と藤堂は驚く





凛｢優、あたしたちタイムスリップしたみたい…｣




優は放心状態になりしばらくして







優｢えぇぇぇえ!?｣





凛｢優、落ち着いて｣




優｢落ち着いてなんかいられないし、え、っていうことは近藤勇とか土方歳三とか!?｣




優の発言に沖田と藤堂はピクッと反応した





総｢君達、どうして近藤さんと土方さんを知ってるの？｣




沖田のあまりの迫力に凛と優は怯えていた





平｢とりあえず、詳しいことは屯所で聞くから、ついて来てくれる？｣





凛と優は静かに頷き屯所へと連れていかれた