【完】新撰組と2人の少女
最後の3日間
総「これからどうする?仕事も一段落してるから3日は休みもらえるけど……」
凛たちは、屯所に戻ってからこれからについて考えていた
優「今まで通りの生活でいいんじゃないかな?」
総「3日しかないんだよ!?今まで通り、どうやって過ごせばいいんだよ!?」
沖田は珍しく冷静じゃない
平「総司、落ち着けよ」
藤堂が止める
総「落ち着いてられないよ!!平助はどうしてそんなに冷静でいられるんだ!?」
沖田の問いに藤堂は苦笑いで答える
平「実感がないんだ……
あと、3日で凛がいなくなるなんて考えられなくて」
凛「……平助」
凛は藤堂を見つめながらつぶやいた
優「そうだよね……実感ないもん
総司と離れるなんて……」
沖田はひたすら黙る
凛「私はあと3日、笑顔でいたいな!!平助とはもちろん、新撰組のみんなと笑顔でいたい!!
それが一番嬉しい」
凛は涙ぐみながら言う
平「凛がそう言うなら俺は、笑顔でいる!!どんだけ辛くても、悲しくても笑ってる!!」
優「うん!!私も3日間みんなが笑顔でいてくれたら嬉しい!!」
沖田は優の言葉を聞いて、ひとり立ち上がる
優「総司!? ごめん!!ちょっと行ってくる」
優は沖田を追い掛けていった