【完】新撰組と2人の少女
藤堂の部屋ーーーーーー
平「…………凛」
藤堂は凛に軽く口づけをする
凛「平助と過ごす夜はこれで最後だね」
凛は部屋を見回しながら言う
平「凛、俺さ、お前が初めてなんだ
好きっていったのも、口づけをしたのも凛が初めてだ
何もかもが初めてで新鮮で俺にはもったいないくらい幸せだった
凛の記憶がなくなっても、俺の心はお前を覚えてる
凛にもらった感情を俺の心がいっぱい覚えてる
凛……感謝してもしきれねぇ」
藤堂は涙をこらえながら言う
凛「平助……私ね、平助と出会って自分の世界が変わった気がした
人を好きになるっていうのは、悲しくもあるし、嬉しくもある、辛くて胸が苦しくても心は平助でいっぱいだった
私も平助が初めてで今まで味わったことのないような感情をたくさん教えてくれた」
藤堂は凛を抱きしめる