【完】新撰組と2人の少女

凛がでていった後、藤堂は「ハァァ……」とため息をついた





平(凛のことを話し合っていたなんて言えるわけねぇ)






そう言い、ひとり顔を赤くする







どうして藤堂がこうなったのか






それは数分前にさかのぼる……









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平「なぁ、新ぱぁつぁん」






新「なんだ?」






藤堂が急に真剣な顔つきになった







平「俺、病気かもしれない」






新「風邪のことか?」







藤堂は呆れてため息をつきながら






平「違う!!なんか、凛を見てるとドキッってすんだよ」






永倉がそれを聞いて大笑いしだした








新(平助、鈍感すぎだろ)







永倉は、凛が藤堂に想いをよせていることを知っていた







凛はわかりやすいのだ









新(凛、大変だなぁ)







平「なぁ!!新ぱぁつぁん、俺結構本気で悩んでんだけど」







藤堂は永倉にそう言うと、やっと笑いを止めた永倉は確認するように聞いた







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