【完】新撰組と2人の少女
凛「それで、池田屋事件に関係した人が今日捕まったんだと思う
名前は忘れちゃったけど」
凛は、そう言って悲しい顔をした
優「凛?どうしたの?」
凛の顔を覗き込むようにして言った
凛「私、教えてあげたいけど、それはいけないことなんだよね?歴史が変わっちゃうんだもん」
凛は小さく笑いながら言う
これから起こることが分かっているのに何もできない悔しさが凛を襲う
優「……じゃあ、凛はみんなにできることを考えたら?」
凛「え?」
凛は優の言葉に首をかしげる
優「凛って、怪我の応急処置とかできるじゃない!!
ついていって、怪我人の介抱とかやってみたら?」
凛は、目に力が戻った
凛「私にできることならなんだってやる!!
さっそく、近藤さんとこ行ってくる!!」
凛はそういうと、すごい勢いで部屋をでていった