【完】新撰組と2人の少女

藤堂が部屋に戻ると





優「ん……、はっ!?寝ちゃった」





優が起きたようだ






平「ごめん、起こしちゃったか


つーか、凛爆睡だな!!」






藤堂は笑いながら言った






優「よっぽど疲れてたんだよ


明日まで起きないかもね


熱も下がってないし」






優は手ぬぐいを水で冷やし凛のおでこにのせる






平「そっか……」






藤堂は心配そうにいった






優「平助くんは、どこか行くの?」






優の問いに間があいてから藤堂は答えた






平「見回りみたいなもん」






優「気をつけてね

じゃ、沖田さんも見回り?」





優は言った







平「ん?あぁ、総司も一緒だよ」






優は立ち上がった







優「沖田さんのお見送りしてくる」





そう言って、部屋をでていった





平(あれ?優ってもしかして……)





藤堂は優の気持ちに気がつき小さく笑った





平(お互い頑張ろうな)





心の中でそう言うと、
藤堂は準備をして





平「じゃ、行ってくるな」






そう言って、凛の頬に口づけをして部屋をでていった



< 91 / 180 >

この作品をシェア

pagetop