校舎と夕日の間から
ジェラシーって、
本当に厄介な感情だ。
自分を見失いそうになる。
だけど、
大事な感情。
その人のことが『好き』なんだと、
再確認できるんだ。
「あっちゃんに焼きそば屋さんだって、言ったんだけどな」
直!!
俺、ここにいるんだぞ?
俺だって、やきもちとか焼くんだからぁ!!!
俺は視線を、ヤキンバ星人に向けたまま動くことさえできなかった。
男子と話す直の声が、やけに楽しそうで
悲しかった。