校舎と夕日の間から
食べたやきそばが、のどの途中で止まっていた。
年上の彼氏って結構辛い。
しかも、俺は『先生』
ついつい、大人ぶって、平気なフリして、余裕な顔をしてしまう。
直は知ってる?
俺の心の中に
ぐるぐると渦巻くドロドロしたものがあること。
その感情と向き合う時、いつも俺はお前の苦しみが痛いほどわかる。
俺の100倍くらい、直はこんな想いをしている。
それなのに、
2人で会えなくなってからは、そんな気持ちを
俺には隠し続ける。