校舎と夕日の間から


職員室の入り口でキョロキョロと首を左右に振る生徒…



うわぁ!!直じゃん!!


俺、一瞬ここが学校だってこと忘れて、抱きしめそうになった。




スーーーハーー…


深呼吸…



「おい!誰か探してんのか?」



わざとらしい教師口調で話しかけた俺に、直は振り返る。



「あ!!先生、どこ行ってたの?先生を探してたんだよ!」


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