【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-











そこらへん、ちゃんと確かめてなかったかも…。




もしかしたらイブは彼女さんと、クリスマスは私と過ごしてくれるっていう予定だったかもしれないし………。



だけど、でも…。




う~、わかんないよぉ…。




「ひな………大丈夫?」




いきなり狂ったようにすごい勢いでパフェを食べだした私。




美織ちゃんの言葉なんて、耳に入ってもいない。




もう、もういい!




舜くんのコトとか彼女さんのこととか、考えるだけで苦しい。




大丈夫……なわけ…。




ないよ…。




むしゃむしゃとパフェを食べ進め、気付いたときにはもう空っぽの入れ物が目の前に置いてある状況だった。




もーいいもんだ。




ふて腐れたくもなるよ。




まだ半分ほどパフェが残っている美織ちゃんをうつろな目で見つめていると…。




「…クスッ…すごい早業」




「ほんとだ。ひな、そんな食べんの早かったかぁ?」




後ろからそんな声が聞こえた。




えっ……?




振り返ればそこには…。




「穂見くん……?」




「と、悠河?」










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