【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-








い、一生はヤダっ!




思わず舜くんを見上げ、思いっきり首を横に振る。




「じゃー……俺に聞きたいこと、1分以内に残らず全部言え。」




い、一分以内…。




下唇を少し噛んだ私を見てか、舜くんは勉強面以外な、と付け足した。




えと、えーっと…。




これはプライベート踏み込みokなんだよね?




いいんだよね?




「よーい………」




わー!!ちょっと、早いってば!




も、もう全部聞いちゃえば…。




吐き出しちゃえばいいんだよね?




しどろもどろになっている私を見て、舜くんがニヤリと笑う。




「スタート」




「えっと、舜くんって彼女さんいたの?」




彼女さんがいながら私にキスしたの?




どうして、優しく抱きしめたりしたの?




どうして私が期待しちゃうようなことばっかりするの?




…いつの間にか、私の瞳には涙がたまっていて…。




「舜くんがドキドキさせるからっ……。“恋”を知っちゃったんだよ……!」




女子校だし、男の人に免疫もない私には一生縁のないものだと思ってたのに。













< 149 / 192 >

この作品をシェア

pagetop