【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-
あー、止まんない。
…止めたくない。
俺のTシャツをギュッと強く握るひなが、どんな表情かなんて見なくたってわかった。
…つか、見たら確実に理性が崩壊するな。
欲望が止まんなくなっちまう。
「んっ……ふゃう……っ……」
時折ひなから漏れる声が余計な足かせになる。
だけど、我慢…大切だよな……。
そうは思っても、やっぱり自分ではなかなかやめられなくて…。
ひなの手がフッと緩んだとき、すかさずその手を握りしめた。
そして俺の右手はひなの左手を、俺の左手はひなの右手を押さえつける。
…ダメだ、理性より本能が勝ってる。
ここで自分を抑えなきゃ、ひなが泣くのは目に見えてるのに…。
欲って怖いな。
ここまで自制が利かなくなるのか?
…心ではわかってんのに、体がついてこない。
結局俺は…。
「ふぅえっ……ゲホッ…舜く………ちょっ……!」
両手を掴んだまま、キスをやめてひなの上に乗っかった。
「ごめ……ひな、ヤバいかも…」
さすがにキスを激しくしすぎ、息を乱しながら俺はひなに言う。
真下にひながいるだけで、もう限界だ。
ぶっ飛ぶまでイジメて、ぶっ壊れるまで俺のしるしを刻みつけてやりたい。
「ね、とりあえず手………落ち着こ?舜くん…?」