【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-









「もう、ヒロのバカッ!ひな、行こっ!!」




ボタンもらえないだけで、そんなに怒らなくても……。




取られちゃったのは、裕貴くんのせいじゃない。




それは、美織ちゃんもよくわかってるはず。




…ただ単に、乙女心なんだよね?




でもさっ!




これからいっぱい一緒にいれるんだし、ボタン一つなくたって大丈夫だよ!




「美織、待てって!」




「………………」




…と声をかけたいけど、この雰囲気…。




到底私が割り込めるようなものじゃない。




美織ちゃんはそっぽ向いちゃってるし、裕貴くんもどうしていいかわからないみたいで…。




結局、私は美織ちゃんと、穂見くんは裕貴くんと一旦お互いの校舎に戻った。










< 180 / 192 >

この作品をシェア

pagetop