【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-
…と言いたいところだけど。
「変態舜くん………。」
あえて言わずに、抱き締められたままそう呟く。
「別にいいよ、なんでも」
…よくないよ。
私、彼氏が変態なんて嫌だよ?
「だって、ひなの合意の上だったら変態でもなんでもない」
フッと笑った舜くんは、やっぱり1枚上手。
………強引な理由付けなのに、舜くんにそういわれると頷けちゃう。
さすが、秀才だぁ。
ここまで言われたら、私の方が我慢できないよ。
「じゃー、一回だけ………キスして?」
小さな声で耳打ちすると、舜くんは一旦私を離し、
「んんっ…………」
強引に私の唇を奪う。
…やっぱり舜くんのキスは、死にそう。
…だけどね。
でもね。
「………すきっ…」
最高に甘い。
「ん」
大好きだよ、舜くん。
これからもずっと、そばにいてね。
【キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-】
fin.