【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-
何も答えずにそっぽを向くと、今度は後ろから首にキスを落とされる。
「……答えによっちゃ、来週の休み、許可してもいいけど?」
…マジですか?
ぱぁっと明るくなって振り返った私に、舜くんがキスの雨を降らせる。
頬、首筋、鎖骨……。
その下まで行きそうになったとき、私は咄嗟に舜くんから離れた。
「えとね、アイス100年分」
クレープにしようか、1000年分にしようか色々悩んでたんだけど…。
あとね!一生分にしようか迷ったんだ。
笑顔で言った私に、舜くんはため息を吐く。
「あのさ、ひなって現役女子高生だろ?もうちょっとロマンチックなこと言えない?」
そんな舜くんを私はきょとんとしながら見つめた。
…あれ?アイス、ダメなのかな?
っていうか、ロマンチックって…?
「クリスマス、一緒に過ごしてほしいとか…?」
確かテストは12月中旬。
結果が返ってくるのが…多分20日くらい。
終業式の日とかぶる。