《短》屋上の奇跡【完】



「ご、ごめ…あっ!」



わたしは、体制に気がついた。



まだ抱き締められていた状態のわたし。



「すみませんっ」



わたしは中川くんから降りて、地面に座った。



「あんたさ…謝りすぎ」



「…すみません……」



「ほら、また」



いつからだろう。
謝るのがわたしの口癖になってしまった。



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