《短》屋上の奇跡【完】


「ならさ、屋上来いよ」



「……え?」



「俺と一緒に屋上でサボればいいじゃん」



「俺と、一緒に…?…ハッ」



わたしは言った瞬間、手で口をおさえた。



声にするつもりなかったのに…出てしまった。



だって、そんな嬉しい言葉…久しぶりだったんだもん。



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