Memories



 「ねぇ、宮田のグループ誘ってもいい?」


 『え…』



 まさか、理彩って宮田の事が…



 『いいよ』


 「やったぁ☆早速いってくる!!」



 そう言うと理彩は男子グループの所に


 行ってしまった。


 向こうで話している理彩と宮田を見ていると、


 一瞬、宮田と目が合った気がした…



 『(…気のせいか)』



 向こうから理彩が帰って来た。そして、



 「OKだって☆あたし先生に報告行って来る」



 理彩が先生に報告に行くと、向こうから今度は


 宮田が歩いてきた…。



 「同じグループだね。よろしく」



 そう言って微笑んだ彼の顔は始業日の時と


 同じ、可愛らしい笑顔だった。



 『(格好いいのに笑うと可愛いんだ…)』


 「…渡瀬さん…?」


 『えっ…あ、うん。よろしく』



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