Memories



 『えっ!?ちょっ、手…手!!』


 「だってさ、この方が怖くないでしょ?」



 ドクンッ―‥



 宮田があの笑顔でそう言った時、鼓動が早くなった。



 ――あたし、この笑顔が好きみたい…



 「怖くない?」


 『…うん』



 誰とでも手を繋げば怖くないのかな…?



 …ううん、きっと


 宮田と手を繋いだから、怖くなかったんだよ…


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