神崎探偵事務所へようこそ!!
呆れたように笑うレオンくんに、バカにした表情の陸ちゃん。
そんな二人の顔を見ながら
「そうなのよ。
ウチのお店って遊び慣れた人が多いから、プライベートに首突っ込んでこないんだけどね?その人はなーんか遊び慣れて無い感じでさー。デートしましょう、おやすみの日に会ってくださいって来るたび、来るたび、うるさくって。」
うんざりした顔でため息を吐く、ミキちゃん。
うーーーん。
よくわからないけど、夜の世界は大変らしい。
ガフガフ言いながら必死にご飯を食べるパグのでんすけのおでこを複雑な気持ちを含みながらヨシヨシしてると
「じゃあ、一回寝てやりゃーいいじゃん。ベッドまで行けば相手もひるんで尻尾巻いて逃げてくんじゃね??」
せ、聖ちゃん?!
神崎ファミリーの長兄。
神崎聖哉はこんなとんでもないことを言い始める。
「あははー!確かに!」
「ウン、美樹の真実を知れば相手はびっくりして逃げてくよネー。」
それを聞いて愉快そうに笑う、レオンくんと陸ちゃん。
ちょ、ちょっと!
そういう問題じゃないでしょうーっ!