神崎探偵事務所へようこそ!!
「ボクだけのミユウになりたかったらいつでもボクの部屋においで?ミユウの知らない大人の世界をボクが見せてあげるから。」
――ハァ…。
コレさえなければレオン君は申し分のないお兄ちゃんなのに…。
私はハァとため息を吐いて
「大丈夫。私、そういうコトはちゃんとカレシとやるから。」
レオン君の肩をポンと叩いて呟くと
「ボクSEX上手だよ~?ミユウ。
ハジメテでもちゃーんとキモチよくしたげるヨー??」
信じられない!という顔をしてレオン君が私の顔をグッと見つめる。
もう!
コレさえなければいいお兄ちゃんなのにっ!!
心の中で叫びながら
「だーかーらっ!!
兄妹でそういうことしちゃいけないのっ!」
と、諭すと
「ブー、つまんなーい。
ニホンってホントにつまんナーイ。」
プゥとほっぺたを膨らませたまんま、レオン君はプリプリ怒る。
レオン君は聖ちゃんほど強引じゃないんだけどサラリサラリとこういうエロ発言を飛び出させて私の心臓をドギマギさせる。
どこまで本当なのかはわからないけれど、レオン君も聖ちゃんと同じく、重度のシスコンなのだ。(カッコイイのに…。)