神崎探偵事務所へようこそ!!
宣言…
あの聖ちゃんに向かって宣言……
『なーぬーー!!?
許さん!絶対にゆるさーーーん!!!』
ひぃぃぃぃー!!
ムリムリムリ!!
脳裏に浮かんだのは鬼の形相で暴れ狂う聖ちゃんと、その手下達の図。
そんなコトしたら…
私の平和な毎日が崩れちゃうよう!!
「む、むり!!
そんな怖いことムリだよぅ!!!」
半泣きになりながらミキちゃんの袖をギュイーっと握ると
「だーいじょうぶよ。」
「ほんとに!?」
「えぇ。変に隠そうとするからおかしくなるのよ。
聖哉達を騙すことがムリなら、真正面からぶつかりなさい?」
そう言って、ミキちゃんは私の右手を優しくキュッと掴む。
「大丈夫。争いを手っ取り早く収めたいならまずは大将の首を狙うのよ。私も手伝ってあげるから、明日の朝聖哉達に宣言しなさい。“私は今週日曜日に遊園地に行く!!”…ってね。」