神崎探偵事務所へようこそ!!
真っ青な顔して
床に這いつくばる駿くんに
腕組みしながら見下ろす、私。
「ご愁傷様。
私だってアンタみたいなクズオトコの相手は死んだってゴメンだわ。」
フンと鼻で笑って
ゆっくりとしゃがみこんで
駿くんのアゴをクイッと
持ち上げる
「いい?アイツらの悪口を言っていいのは私だけ。アイツらをバカにしていいのも私だけ。」
「う、くぅっ……」
「アンタに一つだけ言ってあげる。
アイツらはみんな変だけどね。アンタみたいにしょーもないオトコとは違う。アイツらは最高に危険で最高にスリリングな男達よ?」
「う、うぅっ……」
「アンタなんて…
聖ちゃん達の足元にも及ばない!!!」
俺様・聖ちゃんに
冷静な総ちゃん
イケメン・レオン君に
メカマニアの陸ちゃん
4人とも個性的だけど
私にとっては大切なおにいちゃん
私のことならいくら馬鹿にしてもいい
でも、4人のコトをバカにするのは絶対に許せない!!
ここ一番の怒りを目の前に転がる、駿くんに向けて投げつけると
「ひ、ひ、ひぃぃぃ~~~っ!!!」
ダダダダダダダー!!!!
駿くんは大慌てで私の目の前から逃げ出した。