誰よりも君が。





廉の家についてインターホンを押した。





廉のお母さんが出て荷物を渡した。
 




「廉くんって帰ってきてますか?」





「廉帰ってきてないよ?」





『そうなんですか?
私、電話したんですけど出なくて』





「あれ?
そうなの?

じゃあ廉がうちに帰って来るまでいていいよ?」





『いいんですか?

じゃあ失礼します。』





1時間経っても2時間経っても帰って来ることはなかった。






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