強引男児
「私、本当に帰ります。」
「いや、だめだ。」
「そんな決定権は
あなたにありません!
自己決定権の略奪で訴えますよ?
いくら先輩だからって
肩書きだけじゃないですか?!
私は、あなたみたいの人
なんか嫌いです。大きら……」
「じゃあ送るよ。
今から学校行ったって
変な目で見られるだけだろ?
センコウには言っといてある。
家に送ってやる。」
つくづく最低な男。
人間の恥だ。
「私、1人で帰れます。
では、失礼します。」