強引男児




と、連れて行かれた先は駐輪場。


自転車のサドルの後ろに座らされた。


「は?どこに行くんです?
私授業あるんです。無駄な時間を
あなたみたいなヤンキーと過ごした
くなんてありません。だいた…」

「ったくお前、うっさい。」

「はい?」

「次、逃げようとか
下手な真似したら
てめぇの唇奪うからな!」


やっぱりこいつは変態なのか?
私にそんな脅しが効くとでも
思ってんのか?

自転車の鍵をポケットから
だしている隙に私はサッと
逃げようとした。



腕を思い切り引っ張られた

「イタッ………っんむ……!」





< 8 / 33 >

この作品をシェア

pagetop