マイハニー
「うん、まぁ、ボチボチ」
お兄ちゃんが小さい声で答えた。
「何か手伝うことあったら言ってね」
ママはにこにこと「家族なんだから遠慮しないでよー」なんて言う。
私は読んでいた雑誌から顔を上げ、お兄ちゃんに詰め寄った。
「何?荷造りって」
「あら、聞いてなかった?タクミくんの引越しの話」
「引越し?何それ・・・聞いてない!」
「あら、あなた達仲が良いから知っていたかと思っていたわ」
「お兄ちゃん・・・??」
「・・・大学に近い所に住むんだ」
「家から通えばいいじゃん!」
「もう契約も済ませてきたから」
「・・・」
何も聞いてないよ。
初めて聞いたよ。
どういうこと?
意味わかんない。
頭の中が真っ白になった。
お兄ちゃんが小さい声で答えた。
「何か手伝うことあったら言ってね」
ママはにこにこと「家族なんだから遠慮しないでよー」なんて言う。
私は読んでいた雑誌から顔を上げ、お兄ちゃんに詰め寄った。
「何?荷造りって」
「あら、聞いてなかった?タクミくんの引越しの話」
「引越し?何それ・・・聞いてない!」
「あら、あなた達仲が良いから知っていたかと思っていたわ」
「お兄ちゃん・・・??」
「・・・大学に近い所に住むんだ」
「家から通えばいいじゃん!」
「もう契約も済ませてきたから」
「・・・」
何も聞いてないよ。
初めて聞いたよ。
どういうこと?
意味わかんない。
頭の中が真っ白になった。