マイハニー
「何よ?」

「親父達、心配してたぞ?」

「ああ、で、お兄ちゃんが呼ばれたんだ?」


きっとママが、私の仲がいいお兄ちゃんが何か言えば
私が変わると思ってわざわざ呼んだんだろう。
そういう小ざかしい行為がミエミエで、私をイラつかせた。


「フラフラと男とっかえひっかえ遊んでんじゃねーよ」

「いいでしょ、私が何をしようとお兄ちゃんには関係ない」

「・・・自分が何を言ってんのかわかってんの?」


私をじっと見つめるお兄ちゃんの悲しい目線に耐えられなくなり
「着替えるから、出てってよ」
と言った。


「あ、それとも見たい?私の裸」

「ばか、何言ってんだよ」


おどけて私は言った。


「久しぶりにしよーよ、エッチ」
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