マイハニー
私は誰かに岡田くんのことを聞いてもらいたい衝動に駆られて、
興奮していろいろ話し始めた。
「身長はそんなに高くないんだけど、 すごくかっこいいの! 笑うと可愛い顔するんだ~」
「ふーん、俺よりかっこいいの?」
「お兄ちゃんより?まぁね、岡田くんの圧勝」
「ふん、じゃぁ辞書返せ」
「うそうそ、お兄ちゃんも、まぁかっこいいよ」
「なんだ、その付け足しのようなのは!いいよ、いいよ」
わざと拗ねて見せるお兄ちゃんに、
いいこいいこと頭を撫でてあげる。
「岡田くんに負けないように俺も頑張ろうっと」
なんて雑誌をつまんなそうにめくりながら
唇を尖がらして言った。
お兄ちゃんおもしろーい、とクスクス笑う。
兄弟がいなかった私にとって初めてできる兄弟。
親よりも、友達みたいに接することができ、
友達よりも、もっと親密に接してくれる。
いいなぁ、兄弟って。
興奮していろいろ話し始めた。
「身長はそんなに高くないんだけど、 すごくかっこいいの! 笑うと可愛い顔するんだ~」
「ふーん、俺よりかっこいいの?」
「お兄ちゃんより?まぁね、岡田くんの圧勝」
「ふん、じゃぁ辞書返せ」
「うそうそ、お兄ちゃんも、まぁかっこいいよ」
「なんだ、その付け足しのようなのは!いいよ、いいよ」
わざと拗ねて見せるお兄ちゃんに、
いいこいいこと頭を撫でてあげる。
「岡田くんに負けないように俺も頑張ろうっと」
なんて雑誌をつまんなそうにめくりながら
唇を尖がらして言った。
お兄ちゃんおもしろーい、とクスクス笑う。
兄弟がいなかった私にとって初めてできる兄弟。
親よりも、友達みたいに接することができ、
友達よりも、もっと親密に接してくれる。
いいなぁ、兄弟って。