マイハニー
私の無邪気な遊びとは反対に
お兄ちゃんの手は私の胸を揉んだり、乳首を摘んだりして遊ぶ。

やめてよー、私はおもちゃじゃないんだってば。
そんな風に触られると、またやりたくなっちゃうでしょ。
欲の器があるとしたら、今の私の性欲は表面張力ぎりぎり、
いや、溢れてしまいそうで、そんなのここずっとなかったことで
びっくりだった。

私はくるんと回転して、お兄ちゃんに抱きついた。


「あそこ、ヒリヒリする・・・」

と嘘泣きしながら言ってみた。

はげしーよ、おにーちゃん。
あんなの、ヤバいよ。
えーんえーん。

でもそんな嘘泣きはばればれで、ほっぺたを摘まれる。
決して痛くない摘み方、で。


「もう1回しようと思ってたのに・・・」

「ええー」

「うそ、俺ももうできないっつーの」

「今のでスイッチ入っちゃった!しよ?」

「えーー・・・」

「だってお兄ちゃんの、さっきから私のお尻に当たってるよ?」


こんな小さなふざけ合いも楽しくってしょうがない。
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