マイハニー
Tシャツにデニムの膝丈スカート。
お気に入りのキャスケット帽を被る。
着替えてきたお兄ちゃんは
Tシャツに細身のジーンズ、キャップを被っている。
「なんかデートみたいだね?」
私がイタズラっ子っぽく言って笑うと
「子守の間違いだろ?」
ふん、と鼻で笑って返される。
「私だってお兄ちゃんとなんか行くより岡田くんと行きたかったなぁ」
「あっそ。でなんか進展はあった?」
「進展って?」
「キス、とか」
「はぁぁ?ば、ばっかじゃないの!まだ付き合ってもないんだよ?」
「な~んだ、つまんね~の」
キスって…そんなのないよ!
まったくお兄ちゃんたら何を言い出すんだか。
お兄ちゃんとは牛丼屋に入って
私は初めて牛丼というものを食べた。
おじいちゃん達と住んでいた時は
こういうお店に来ることなかったし
おばあちゃんも作ったりはしなかった。
女友達と入る店は、ドーナツ屋とかハンバーガーショップばかりだったし。
初めて食べたって言うと、
お兄ちゃんは凄くびっくりしていた。
結構美味しいね、って言うと
安い割には、とお兄ちゃんが言った。
お気に入りのキャスケット帽を被る。
着替えてきたお兄ちゃんは
Tシャツに細身のジーンズ、キャップを被っている。
「なんかデートみたいだね?」
私がイタズラっ子っぽく言って笑うと
「子守の間違いだろ?」
ふん、と鼻で笑って返される。
「私だってお兄ちゃんとなんか行くより岡田くんと行きたかったなぁ」
「あっそ。でなんか進展はあった?」
「進展って?」
「キス、とか」
「はぁぁ?ば、ばっかじゃないの!まだ付き合ってもないんだよ?」
「な~んだ、つまんね~の」
キスって…そんなのないよ!
まったくお兄ちゃんたら何を言い出すんだか。
お兄ちゃんとは牛丼屋に入って
私は初めて牛丼というものを食べた。
おじいちゃん達と住んでいた時は
こういうお店に来ることなかったし
おばあちゃんも作ったりはしなかった。
女友達と入る店は、ドーナツ屋とかハンバーガーショップばかりだったし。
初めて食べたって言うと、
お兄ちゃんは凄くびっくりしていた。
結構美味しいね、って言うと
安い割には、とお兄ちゃんが言った。